文学フリマ東京35(11/20)にて新刊『怪奇短篇集 それぞれの白昼』を頒布します
■文学フリマ東京35(2022/11/20)
『紐々書房』ブース「J-05 (小説|ホラー・怪奇)」 ※WEBカタログはこちら
■新刊:『怪奇短篇集 それぞれの白昼』
著者: 阪井マチ、佐々木和泉
サイズ:A5 100ページ
サイズ:A5 100ページ
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"少し怖いくらい静かな夜だった。外の叢で虫が鳴く声や、遠くの道路を走る自動車の音が微かに聴こえて心地よかった。そのまま眠りに落ちそうになって、しかし、唐突に危機感が膨らんで私は目を開けた。濃厚な植物の匂いが香ったのだ"
――阪井マチ「植物のある風景」
"暗闇にうっすらと浮かび上がる息子の寝顔は、へらへらと、阿呆みたいに笑っているように見えます。 その笑顔が、とても不気味に感じられました。"
"私は何か、宇宙人でも育てているかのような孤独感を抱くことがあります。"
――佐々木和泉「眠れぬ夜に蓋をして」
全編書き下ろし、八篇の怪奇小説集。
~収録作品~
■阪井マチ
「トム子の幽霊」
「白い動物、青い屋根」
「植物のある風景」
「灯りが灯っていく」
■佐々木和泉
「地球からのサプライズ動画」
「河原の想い出、フナの味」
「眠れぬ夜に蓋をして」
「落花流水の詩」
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今回の文フリが、『紐々書房』の二回目の出展イベントです。
既刊『怪奇短篇集 夜の水族館』も併せて頒布予定。
お時間のある方は、ぜひ足をお運びください。